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障害者

障害児支援関連施設/フランス視察報告(2025年)

自閉症の家(画像:ASB architectures)

IMEクール・ド・ヴニーズ

1.視察の目的

海外では障害をもった子どもたちがどのような環境で暮らし支援されているのか。今回の視察先としてフランスを選択した理由は、マクロン大統領が、2020年の障害者に関する全国会議において国内の障害者支援を充実させることを約束し、いまが大きく変わろうとしている時期だからです。演説では毎年数百人もの障害を持った方々が他国に支援を求めて流出していることに触れ、国内で誰もが尊厳ある自由な生活を送れるようにすることを目標に掲げています。そのような中、フランスでどのような建物がつくられ、また運営されているのか、それを知ることを視察の目的としました。

2.視察先(2025年11月24日~12月1日)

(1)LA MAISON DE L’AUTISME(自閉症の家) 2023年開設_PDF版はこちら
自閉症の家は、上の全国会議で創設が要望された情報・支援拠点施設でパリ近郊にあります。この施設の最大の特徴は、地域格差が生じづらい仕組みとするために、国内で唯一のワンストップ型拠点として位置づけ整備されたことです。自閉症のある人やその家族・関係者だけでなく、一般の人々もアクセスでき、建物内部は自閉症をもつ方に多い感覚過敏に配慮されたものとなっています。

視察報告動画はこちら(URL:https://vimeo.com/1199659187/5457a523ac?share=copy&fl=sv&fe=ci)





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(2)IME Cour de Venise(クール・ド・ヴニーズ)_視察報告PDFはこちら

IMEは知的障害または自閉症スペクトラム症を伴う子どもや青年を対象にして、教育や療育、社会参加支援を総合的に行なう通所支援施設(一部短期入所)です。
パリ3 区にあるIME クール・ド・ヴニーズは2008 年にオープンし、 12 歳から18 歳までの⾃閉症または広汎性発達障害(PDD)を持つ若者22 ⼈を受け⼊れています。
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(3)FAM Le Bois Clair(ル・ボワ・クレール)_視察報告PDFはこちら

FAM は成⼈障害者(⾝体・知的・精神障害)のための⼊所施設を指しています。⽣活全般に介助が必要で、かつ医療的⽀援も必要とする⽅が対象になります。
今回の視察対象となったル・ボワ・クレールは、パリから⻄へ90km 離れたノルマンディー地⽅にある2010 年に竣⼯した⽊造の建物で、 主に⾼齢の知的障害者を対象としています。居室数は25 室ですが、3 ユニット分棟型で計画され、住宅的な環境の実現が重視されています。
居室は景観に配慮して配置され、また居室と共⽤部が隣接した計画になっており、⽇本のユニット型特養に近い形式になっています。
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(4)IME La Roseraie(ラ・ロゼライエ)_視察報告PDFはこちら

IME ラ・ロゼライエはAvenir Apei(⾮営利の福祉運営団体)が運営する施設のひとつです。重度の知的障害(関連する障害の有無を問わない)をもつ6 歳から20 歳までの ⼦ども・⻘年のために40 名分の定員を有し、さらに⾃閉症または広汎性発達障害の⼦どものために7 名分の定員を備えています。
本施設は年間210 ⽇開所しています。⼦どもたちは、毎⽇9 時から16 時まで受け⼊れられますが、⽔曜⽇のみ9 時から13 時までです。
また、⽉に1 回⼟曜⽇に、⼦どもたちとその家族を対象とした特別なプログラムが実施されます。
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3.視察者

ゆう建築設計:山崎慎二・山本晋輔
コーディネーター:砂山奏

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