設計スタッフ紹介Staff

亀田 学

アーキテクト 亀田 学 Manabu Kameda

亀田 学
経歴
1985年
和歌山県生まれ
2009年
京都大学工学部建築学科 卒業
2011年
京都大学大学院工学研究科
都市環境工学専攻(居住空間学講座)修了
2011年
ゆう建築設計入社
2009年
京都市「京・未来予想図」コンテスト 市長賞(共作)
2010年
建築学会設計競技 近畿支部入選(共作)
2011年
都市住宅学会学生論文コンテスト 近畿支部最優秀賞
2016年
第9回京都花灯路創作行灯デザインコンペ 入賞
2017年
グッドトイレ シンボルマークデザインコンペ 入賞
2018年
木材を使った家具のデザインコンペ2018 グランプリ賞
2020年
第4回Woodyコンテスト木造住宅部門 最優秀賞
資格
一級建築士
ブログ・HP
絵や写真など作品集のページ
誠実に、思いを込めて建築を作ります。

私は子供の頃から絵が好きで、今でも趣味で絵を描いています。美術に触れているといつも感じることなのですが、素晴らしい作品には作者の思いが込められています。壮大な風景画を見れば、作者がその風景を見た時の感動が伝わってきます。穏やかな人物画を見れば、作者の愛情が伝わってきます。ささやかな犬の絵を見れば、作者の優しい心持ちが伝わってきます。
作者がその作品にこめた思いが強いほど、また、その表現手法が巧みであるほど、作品は感動的なものとなります。これは絵画だけでなく、彫刻、音楽、建築、文章など、人間の表現活動のすべてにおいて言えることだと考えています。根本にある「思い」は何か。それを自覚することは、ものづくりにおいてとても大事なことです。

弊社が専門とする医療福祉施設には、困難を抱えた人々、人生の中で重要な時期を過ごす人々がやってきます。私はこれまで設計を担当する中で常に、「使う人にどう感じてもらいたいか」ということを考えながら取り組んできました。
遠出が難しくなった方が、旅をしていると感じられる空間を作りたい。
自宅を離れることになり不安を感じている方が、安らかに過ごせる空間を作りたい。
多様な子供たちがそれぞれの居場所を見つけ、のびのびと育ちあえる空間を作りたい。
ご遺族が大切な人の死にじっくりと向き合い、穏やかに悼み、弔えるような空間を作りたい。
訪れる人々の人生に、少しでも良い影響があるような建築を作りたい。それが私の思いです。

建築の要素にはそれぞれ意味があり、見る人や使う人の気持ちに対してそれぞれ異なる作用をします。「この部屋は天井を高くして、窓を大きくして、開放的な気持ちの良い空間にしよう。」「この部屋は天井を低くして、窓を小さくして、静かな落ち着いた空間にしよう。」思いに基づいて形を考えることは、設計の中で本当に楽しい部分です。そのようにして一つ一つの形を決めていくことで、その思いを伝える一つの建築、一つの作品が立ち上がります。

ここまでに書いたことはあくまで私の思いの部分です。建築の設計においては、お客様の思いを実現することがなによりも重要です。どんな建築が作りたいのか、何を大事にしたいのか、誰をどんな気持ちにさせたいのか、お聞かせ下さい。その思いに基づいて建築を設計いたします。ご一緒に、建築で思いを実現させて頂きたく存じます。

上記の個人ホームページに、私の絵画作品なども掲載しております。
ぜひご覧下さい。

担当作品