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障害者

社会福祉法人こころみる会 こころみ学園施設整備計画[第1期]

社会福祉法人こころみる会は昭和44年から知的障害者の施設入所、生活介護、就労支援事業に携わってこられた事業所です。今回の計画は、建物の老朽化に伴う建替え計画です。

こころみ学園では、敷地が山の斜面である特性を活かしてぶどう栽培やしいたけ栽培、ワイン醸造、山林の除伐などの作業の場が提供されています。これらの作業を通じて利用者(園生)同士が助け合い、地域になくてはならない施設にしていきたいという願いも込められています。

建替え計画にあたっては、①家庭的で温かみのある施設 ②園生や職員がともに暮らしながら役割や仕事を持つこと といった、開設当初からの理念を引き継ぎ、こころみ学園の未来にむけた姿勢を表現するものでありたいと考え計画しました。

また「働く」場所としての新しい拠点である新日中活動棟は、これまで屋外作業をおこなってきた「ひろば」と、こころみ学園や来園者をつなぐ場所になるように計画しました。

新管理棟

新管理棟は、こころみ学園全体のセンター機能を担い、来園者にもわかりやすい建物となるように検討しています。また、職員同士のコミュニケーションや業務の円滑化、休憩や語り合う場所としてラウンジも併設しています。北面・東面に対しては、窓を大きくとり、ひろばやぶどう畑、新日中活動棟で園生・職員が働いている姿を、感じられるようにします。

日中活動棟

日中活動棟は、働く場所であるとともに、園生の「働くこと」を来園者にも感じてもらう拠点となります。たとえば、薪つくりやしいたけ加工など、来園者が「働いた成果」に接し、販売につながる
可能性をもった場所です。こころみ学園の「働くこと」を外部の人たちにも伝えていく場所となります。

「ひろば」からつながる薪スペース。山での作業がむずかしくなった園生にもできる作業がうまれます。

外作業をする園生や職員の休息の場。自分たちで作った薪を燃やし、暖をとることができます。

グループホーム棟

新しいグループホーム棟には、4人のグループホームが2棟、ひとつの屋根の下におさまっています。高齢になった園生も、毎日働きに出かけていきます。

今日の仕事が終わって、ゆっくりと安心してくつろげる。明日、また元気に働きにでる。---みんなの「家」が完成します。

建築主
社会福祉法人こころみる会
所在地
栃木県足利市田島町
用途
障害者入所施設・障害者支援施設(作業所)
構造
管理棟:木造 地上2階建
日中活動棟:木造 平屋建
グループホーム:木造 地上2階建
敷地面積
18,084.87㎡
建築面積
管理棟:504.81㎡
日中活動棟:191.71㎡
グループホーム:294.81㎡
延床面積
管理棟:932.55㎡
日中活動棟:153.62㎡
グループホーム:284.87㎡
竣工年月
2019年10月 竣工予定
担当者
砂山憲一 , 岩﨑直子 , 矢木智之 , 辻村拓也