作品紹介Works

病院

丹後中央病院 病床増築

丹後中央病院は、「自分たちの健康は自分たちで賄う」という地元住民の理念のもと、昭和17年、当時ではこの地方唯一の総合病院として設立されました。その後、敷地内で時代の変化と共に順次建替えを進めて来られました。このたびの増築工事は、最初にご相談頂いた中庭へのリハビリ、研修講堂の増築に引き続いてのご依頼で、160床の病床を210床に増床することを目的とし、将来の更なる発展を見据えた病床厨房の拡充、検査部門の充実も計画の中に盛り込まれています。

計画の実施が正式に決定してから、病棟を稼動し始めるまでの期間が非常に限られている為、設計、施工共に計画を短期間で遂行する知恵を出し合うと共に、当初地下に計画していた病棟厨房を工期短縮の為に4階に移動して頂くなど、病院様にも思い切った決断をして頂いて何とか予定通り着工に漕ぎ着けました。
機能的には1階は救急部門と検査部門(放射線、MRI等) が入っていますが、柔らかい雰囲気になるよう木目のパネルを多用し、廊下の片側は間接照明としました。
病室階は将来の病床転換も想定して広い廊下幅(手すり内々で2.7メートル以上)、病室面積(病室内法で8平米以上)とし、またトイレも全ての病室で廊下からではなく、前室からのみ入るように計画しました。
4階に設けた厨房は、将来更に100床程度増えても問題ないように広さ、電源共に余裕をみて計画しました。

建築主
丹後中央病院
所在地
京都府京丹後市
用途
病院
敷地面積
13,547.94㎡
建築面積
1,781.40㎡
延床面積
4,979.17㎡
竣工年月
平成22年2月
担当者
衛藤照夫 , 清水大輔