作品紹介Works
障害者
NPO法人 京都MAC
~依存症の回復を支援する 生活訓練施設・宿泊型自立訓練施設の既存ビル改修~

玄関
1)事業者の思い
平成2年(1990年)に設立し約30年なります。 開設当初 京都ではアルコール依存症に苦しむ仲間(利用者の方を総称して「仲間」と呼びます。)はAAティングを行う場所も限られ、専門病院では治療、回復が難しい状況でした。 現在、京都マックでは毎日約20名程度が通所され、毎日 1日2回のミーティングを行い 食事作り、掃除活動を行ったりし基本的な生活習慣の元活動をされています。 依存症は、アルコール・薬物・ギャンブル・摂食障害・買い物・ネット・ゲーム・窃盗など依存し、身体だけではなく精神的にも健康な日常生活が出来なくなる病気です。 さらに自分自身の問題だけではなく、DV・自殺・貧困・虐待・犯罪など家族への影響や社会の問題とも密接に関連します。依存症という病気は治癒しません、しかし適切な治療とプログラムを実践していく事で回復出来る病気です。 京都マックでは、家族や仲間が問題から回復したいという願いを受け止め、回復をサポートする活動を使命とし、誰もが依存症から回復し社会復帰を目指し今後も支援内容を工夫したり設備改善や充実を図り、効果的に施設が活用でき利用者の日々の生活改善を図り続け依存症からの回復を目指す仲間の為、依存問題を広く地域社会に発信を行われています。
2)利用者状況・特性
■宿泊型生活訓練 清掃、食事つくりの共同実践
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入浴、利用者間の交流などの共同生活を通して依存を止める生活習慣を身に着ける支援を受け、日中は通所施設を利用し、夜は自助グループへ参加します。
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次の生活基盤として、単身マンションや家族との同居、他の施設への入所を想定
■自立訓練(生活訓練) 定員20人 依存を止める生活習慣を身につけ安全に生きて行くため生活支援を受ける3年を期限。依存症の内省を深めるミーティングを中心とし、個別相談、調理の実践、社会見学、スポーツなどのレクレーション、茶道、ヨガなど教室を受講できます。 次の段階としては、一般の就労、障害枠の雇用、就労継続A型B型就労移行などへつなげていく事、自助グループに継続して積極的に参加する生活を想定しています。

■生活介護 3年の生活訓練を経た後も引き続き支援が必要な方を対象
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1.保護的な就労を含め、次の事業所等へ移行出来ない方
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2.一般就労や保護的な仕事に疲れた後、仕事を続ける中で依存症が再発、再燃し仕事を継続するのが困難になる方
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本人の特性、依存症の特性を理解した上で、金銭管理の支援、仕事、人間関係のアドバイスや感情を振り返るミーティングを行い生活介護として依存症に関連した支援を受けるます。

3)建築的工夫 コスト
街中で住む依存症の方への施設は十分にあるとは言えません。新たに都心に建設するのは、土地代、建設費と膨大な費用がかかります。中古の事務所ビルを障害者施設に転用し、コストをおさえて実現した例です。改修に当たってはコストを抑える工夫は 様々に行いました。
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・既存設備を可能な限り、元の位置で取替は出来るだけ行わず再利用しました。
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・空調については10年以上経過した物は取替を、使用出来る物は再利用しました。
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・もともと壁の少ない内装であった為、解体費は抑えられましたが福祉施設への変更であったので区画にコストはかかっています。
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・EVがない建物でしたので、EVは増築して設置したのですが、3停止と4停止では約500万程度の差があり、何度も打合せをおこない、4階建てですが、停止階は1階、、2階、3階とし、4階へは階段利用としました。
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・改修坪単価は、約25万(EV増築含み)
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・もとの建物は事務所であった為、 福祉施設(障害者通所施設)、寄宿舎への用途変更申請が必要でした。また、既存不適確部分がありましたので是正し適合建物へと改修しました。

- 建築主
- NPO法人 京都マック
- 所在地
- 京都市下京区
- 用途
- 自立訓練(生活訓練) 20人
相談支援事業
自立訓練(宿泊型) 12人
- 構造
- RC造
- 階数
- 4階建
- 延床面積
- 838.02㎡
- 担当者
- 秦智子

