作品紹介Works

児童

学校法人成晃学院 正雀ひかり園

学校法人成晃学院が、摂津市公立「正雀保育所」民営化により「幼保連携型認定こども園」に移行し運営する事になりました。
学校法人成晃学院は、昭和51年より「やってみよう、動いてみよう、感じてみよう」何事にも目を輝かせ、感動や喜びに心弾ませ、進んで体を動かす子どもを育てる保育に取り組まれています。
 
旧園舎は昭和46年開設(築43年)の老朽化の進んだ建物で、この地域には待機児童が集中しており、90人定員を130人へ増員し早急に建替えを必要とする保育園でした。
 
「安心して保護者が子供を預けられる」「質の良い保育が出来る環境づくり」を設計コンセプトに機能的に満足してもらえる平面構成を計画しました。 
建物の意匠には、3つの塔をデザインし園のコンセプト夢(発展の精神)、絆(つながり)、 愛(普遍的愛)を表現しています。
補助金申請公募時から参加し、行政協議の調整も進めました。

設計のポイント

●導線の単純化、使いやすい平面計画
    玄関ホール、保育室とWCの位置関係、中廊下で移動距離を短く
●フレキシブルに使える保育室  合同保育、季節のイベント、時間外保育で使用
    可動間仕切りで仕切る部屋
●収納
  保育室 :園児の日々の荷物が整理しやすい収納、保護者の方も使いやすい収納
  保育備品:備品が必要な場所にある   遊戯室の倉庫
       物品があるべき場所に収納が確保出来れば、散乱する事は無くなり掃除がしやすくなります

玄関ホール

・玄関前は奥行のあるピロティです、雨の日はここで登降の準備が出来ます。
 ベビーカーを預かり置くスペース、傘立てもゆとりを持ち置ける広さを確保しています。
・玄関ホールから、真っすぐ行けば園庭へ、左へ行けば保育室です。
・登園、降園時は集中するので混雑します、園児達が園庭で外遊びに出る時も混雑します、園児も保護者も ストレス無く用意が出来る様広いスペースを確保しました。

保育室・多目的室・遊戯室

・園児WCは保育室より直接行くことが出来ます。園児達を見守りやすく、先生の移動も 最小限で行えます。

・日々の園児の荷物は、自分達でも整理して収納出来る棚を設計し、保護者の方の動きも 最小限で行える様になっています。
・保育で使用する備品が散乱しない様、保育室には扉付収納を配置してあります。
 必要な場所に、収納を設置し先生の移動を少なくし保育に専念出来るよう考えました。
・建具ガラスは安全を考慮しスクールテンパを使用しています。
・出入り口建具は戸先、引き違いの重なり箇所は指詰め防止を考慮してあります。

共用部分

・各保育室前の廊下には手洗いコーナーを設けています。
 手洗い前の床材は耐水性のフローリングを使用しています。
・階段前ホールにはベンチコーナーを設けフロアーの案内も兼ねています。
 子ども達は座ったり、寝転んだり色々な使い方を楽しんでいる様です。
・玄関横には図書コーナーを設置 小さな家をイメージしています。
 自由保育の時間に絵本を読んだり、降園時に絵本を借りて帰ったりと利用されています。
 隣接する職員室から使用状況が確認出来る様窓があります。

収納  先生・保護者の方に大変好評です。

・収納する物、量、かごのサイズを調査し完成させました。
・保護者の方は朝も夕方も時間はありません、保育室へ入らず廊下から着替えや持ち物が出し入れ出来るように考えてあります。
・廊下側には扉を設け収納物が見えない様にしました。
 保育室の冷暖房が廊下へ流出しない配慮も兼ねています。
・保育室側はオープンで園児達がいつでも自ら出し入れする出来るよう扉はありません。
・年齢で持ち物の量も違うので形状を変え、3パターン(0歳児用、1-2歳児用、3,4,5歳児用)作成しました。

建築主
学校法人成晃学院
所在地
大阪府摂津市
用途
保育所
構造
鉄筋コンクリート造
階数
3階建
敷地面積
2,212.42㎡
建築面積
719.97㎡
延床面積
1,775.33㎡
竣工年月
平成31年3月
担当者
秦智子