作品紹介Works

診療所

田辺整形外科

大阪市天王寺区で整形外科医院が竣工しました。大阪市がすすめる住宅市街地総合整備事業区域内に建つ、高齢者施設の2階テナント部分です。
テナントインで計画する場合、既存建物の影響を受けやすくなります。必要最低限の水廻りは確保されていましたが、やはりプラン上、排水のために床上げをしなければいけない箇所がでてきます。
また、天井内に設備の配管があり、確保したい天井高を取れない箇所がでてきます。そのため、視線を壁面に注目させる工夫をし、天井高さを意識させないようにしました。

今回の計画では、デザインのキーカラーとして「赤」を選択しています。効果的に使用することで、全体が華やいだ雰囲気になります。この雰囲気の中、働く方も、リハビリに励む方も元気になられるのではないかと期待しています。
また、通所リハビリテーションも併設しているのですが、どちらの施設も同じ設えで計画しています。
従来の介護施設に見られるような雰囲気とは一線を画していますが、スタッフの皆様の評価は上々です。

リハビリスペース

受付周り

また、この医院の大きな特徴のひとつに、最先端のリハビリテーション機器が充実していることがあげられます。
そのひとつに、海外では大変注目され、近年日本でも話題となっているリハビリテーション機器である「セラピーマスター」を設置しています。


雑誌ATESに掲載されました
ATES 2008年8月号

建築主
医療法人 曉会
所在地
阪市天王寺区
用途
診療所:整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科・外科
担当者
田淵幸嗣