設計コンセプトConcept

その他

VR機器を用いた設計検討

「VR」は Virtual Reality の略称です。VR機器を用いることで、設計中の建物を3次元的に体験することが出来ます。弊社では2017年から、設計の打ち合わせで2種類のVRを導入しています。

①空間体験(HTC Vive)  (上)高窓を見上げているところ (下)模型を見下ろしているところ


 VR機器:HTC Vive(↑ゴーグル、コントローラー、センサー)
 使用ソフト:IrisVR Prospect

映像が表示されるゴーグルをつけて、計画建物のCGが立ち上がった仮想空間の中に入ります。センサーがそのゴーグルの動きを感知して映像をリアルタイムで切り替えるので、建物のまわりを歩いて外観を見たり、中に入って歩いてみたり、ベッドに寝転んであたりを見回したりして、建物の確認が出来ます。

浴室のレイアウト確認

これまでは現物が出来上がるまで体感することのできなかった建築のスケール感を事前に体感できるため「段差が思ったより高い、スロープにしよう」「通路をもう少し広くしたい」「この場所の見え方を大事にしたい」など、具体的な意見交換ができます。

②スマートフォン等を使ったパノラマVR


CGでパノラマ画像を作成し(上図)、それをipadやスマートフォンに取り込み、パノラマ表示用アプリで開きます。その機器の向きを変えることで空間を見回すことが出来ます。(下図)

視点は固定されてしまうため空間を歩き回ることは出来ませんが、手軽に確認が出来ることが利点です。実際にその場に立ったときに周りがどのように見えるかがよくわかります。