作品紹介Works

病院 / 精神科

綾瀬病院

病院外観パース

精神科病院の、街中で限られた敷地条件での居ながら建替え計画

 〇 計画地周辺は、民家、マンションによって囲まれた街中の立地で、工期は約2年の居ながら建替え計画です。
 〇 1970年の病院設立から50年近く経つ ブロック造+木造 の既存病院の老朽化のため、街中の限られた敷地内で建替えが
   できないか、との検討依頼を受けました。
 〇 本計画では、別棟にある一般・精神科の外来を病棟と一体化した病院とする計画です。
 〇 街中の居ながら建替え工事のため、近隣からの見え方、騒音など、近隣と十分に打合せしながら工事を遂行しなければ
  いけなかった。

鳥瞰図(既存)

鳥瞰図(完成イメージ)

《居ながら建替え工事中のポイント》

〇 全体建替え計画を大きく2期工事とし、建物ボリュームの1/2ずつの建替えとする。
 ・(工事中)病室内法最低面積  :32㎡= 6.4㎡※ / 床 ×5床(※6.4㎡:病床当りの最小の床面積基準)
  (竣工時)療養環境加算施設基準:32㎡= 8.0㎡ ※/ 床 ×4床(※8.0㎡:病床当りの療養環境加算が取れる床面積基準)
 ・工事期間中のみ、既存保護室を病床カウントする。
 ・広い食堂談話室を、食堂加算に必要な最低面積を確保し、余剰面積で10床室に改修する。
 ・外来棟の一部を一時的に作業療法室、職員食堂、リネン庫として利用する。

〇 医療安全課との協議で、工事途中の病床数変化(一時的な減床)の了承を得ることにより、竣工時には精神病床許可
 病床数を維持する計画とした。
  着  工  時: 97床(2看護単位)
  南 棟 解 体 時: 70床(1看護単位)
  1期工事完了時: 63床(1看護単位)⇒ 工事途中、一時的に病棟数減少
  竣  工  時: 97床(2看護単位)⇒ 竣工時には病棟数、病床数を当初のまま維持
  (2期工事完了時)

〇 建替え時の減床⇒施主にスタッフ配置減を了承いただく。
 ※入院患者、スタッフ数を工事途中で減少した体制
〇 建替え時の食事を自前厨房から、外部委託による食事で
  対応する。

〇 工事中の病棟への騒音対策

1期工事で完成したA棟病室(4床)

建築主
医療法人社団 綾瀬病院
所在地
東京都足立区
用途
精神科病院
構造
鉄骨造
階数
2階建て
敷地面積
2,063.57㎡
建築面積
1,436.11㎡
延床面積
2800.65㎡
 RF:屋上広場
 2F:病棟、管理部門、厨房
 1F:外来、検査、病棟
竣工年月
工事期間:平成29年4月~平成31年5月
担当者
河津孝治 , 田淵幸嗣