作品紹介Works

診療所 / 透析

東葛クリニック新松戸

高齢透析患者にやさしい透析クリニック

 千葉県松戸市新松戸で長年にわたって透析医療による地域医療に貢献してきた、東葛クリニック新松戸の施設の老朽化による、
近接地への移転新築計画です。
 継続して通院される透析患者様に加え、全国透析導入患者の平均年齢が69.4歳(2016年:透析医学会発表)となる現実を目の
前にして、現在の透析患者をよく知るスタッフ様と意見交換を重ね、これからの透析患者の高齢化を意識した施設づくりを試み
ました。

外観(昼間)

外観(夜間)

計画のポイント

〇透析患者の高齢化
・全体のデザインコンセプトを「和モダン」とし、高齢透析患者様
 にも馴染みやすく、喜ばれるデザインを外観、内観で採用。

 

2階:透析待合-「和モダン」デザインによる落ち着いた透析待合空間

〇「外来医療にかかる特別の療養環境の提供」を採用
 ⇒「完全な個室」
  「静かな環境下で受診できる環境整備の確保」
  「差額ベッド対応の特別個室(有料)を4室(2台×2フロ
   ア)設置」

透析室入り口正面のカンファレンス(正面:特別個室に続く扉)

透析室の快適性

〇透析中のプライバシー配慮
・全席に低いパーティション(間仕切壁)を完備、一部にキャスタ
 ー付きのパーティションを導入することで、向かい合う患者様同
 士の視線が交差しないような座席レイアウトを採用。

〇患者様の日々の治療生活を快適に送ってもらえるように、各々の
 収納スペースを確保、照明や空調にも十分に配慮した透析室計画
 としました。

〇車いす使用の透析患者様にとって広々としたスペースを確保し、
 安全性を重視したゆとりのある透析室としました。
 透析中の車いす置き場も待合に設置(下部写真右)。

プライバシーに配慮した半個室透析

〇現在通院されている、高齢患者様の治療前後の更衣における危険
 性を考慮し、本計画では更衣室を無くしました。
                           

2階:透析患者のプライバシーを確保しながらも       
中央スタッフステーションから見守りしやすいレイアウト

2階:透析待合前の車椅子置き場+収納カウンター

〇感染対応個室:4室(2台×2フロア)を設置。
 透析待合から、通常とは別のルートで入室可能。

透析待合から別ルートで入室可能な感染対策室
扉は透析室側から見通しの良いガラス折れ戸

〇1階:エントランスホール:透析患者への講習会や勉強会としても利用
 透析ラウンジ:大きなガラス面から明るい光をとりいれ、透析リハビリも行えるスペースとして利用されます。

講演会や勉強会も開催されるエントランスホール

透析リハビリも可能な透析ラウンジ

建築主
医療法人財団 松圓会
所在地
千葉県松戸市
用途
診療所(透析)
構造
鉄骨造
階数
3階建
敷地面積
1,183.09㎡
建築面積
690.05㎡
延床面積
1,862.88㎡
 3F:透析室、透析待合、カンファレンス
 2F:透析室、透析待合、カンファレンス
 1F:外来、検査、エントランスホール、
    透析ラウンジ、ロッカー
担当者
河津孝治 , 矢木智之