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高齢者

特養 第二竹の里ホーム

外観CG

計画概要

 長岡京市に計画している地域密着型特別養護老人ホーム(以下特養)で3階建ての鉄骨造で、2018年1月に竣工する予定です。 住宅地にあるため敷地は狭小ですが、近隣に配慮して建物高さをできるだけ低く抑えながら、 1階には地域交流ホールを設け、普段から地域の方々に気軽に使ってもらえることを考えています。 特養は2、3階に計画しています。家庭的な雰囲気に近いユニット型を採用しており、すべての入居者に対して個室が準備されます。 2階には8名と9名の2ユニット、3階には12人の1ユニットが配置されます。

 特養の施設基準では、ユニットは概ね定員10名以下とすることと規定されています。実際、京都府下では12人ユニットの前例はありませんでした。しかし、府と交渉を重ね、結果的に認められました。敷地上の制約から上のようなユニット計画となりましたが、利用者にとって介助体制が悪くなったわけではありません。特養では夜勤において、2ユニット分20名あたりスタッフひとりで担当するケースが多いですが、この計画では2階は2ユニット計17人に対してひとり、3階は1ユニット12名に対してひとり、フロアごとにそれぞれ配置されますので、比較的手厚い介助体制が敷かれて利用者のメリットとなる部分もあります。

ユニット調理

家庭的な雰囲気を演出する要素として、法人様ではユニット内での調理を重視されていました。 たしかに食事は食べることだけではなくて、調理中にただよってくる匂いや、食卓での待ち時間を 誰かと話して過ごすことも楽しみのひとつに違いありません。 他方で、スタッフとしてはごはんを炊いたり、味噌汁をつくったり、また厨房から運ばれてきた食事を盛付けたりするなど、キッチンでの作業が多くなります。 中央の厨房でいくらか調理を済ませてしまうとしても、介助の仕事をしながら調理をするのは大きな負担となりえます。 ユニットを計画する上でキッチンの配置は重要な要素となりました。 どのユニットにおいてもキッチンは対面式で共同生活室全体を見渡せるように計画しています。

建築主
社会福祉法人 海印寺徳寿会
所在地
京都府長岡京市
用途
特別養護老人ホーム 29床
構造
鉄骨造
階数
地上3階
敷地面積
877.39㎡
延床面積
1401.98㎡
竣工年月
平成30年年1月予定
担当者
岩﨑直子 , 玉井英登 , 山本晋輔