社会福祉法人 ひまわりの里
染井野ヒルズひまわりの里
-住宅型有料老人ホーム(21床)+小規模多機能(4床)-

 
  千葉県佐倉市に建つ診療所から、住宅型有料老人ホーム(21床)+小規模多機能型居宅介護(4床)への改修計画です。
同法人は、在宅介護サービス、居宅介護支援サービス、訪問介護サービス等高齢者の自立支援及び在宅介護全般を
 行っている法人です。
この改修計画は、これからの高齢化社会に向けての大切な社会基盤を創りたいと願う理事長の熱い思いに支えられ、
 既存施設の有効利用と、高齢者住宅に求められる機能を建築的に整理し、独自のソリューションを持って具現することを
 目指した計画です。


エントランスホール

 

 ■ 既存施設の有効利用について

衛生機器、アンテナ、感知器等、使用に問題の無い製品や現在の基準でも使用可能なものは積極的に再利用しています。


 ■ 入浴について

積水ホームテクノの介護用浴槽2020型と2041型を採用しました。

 ■ 便所について

介護度の変化に伴う車椅子使用を想定し、居室便所の便座への寄り付き易さを考慮し、建具を可変対応としました。可変の仕様は、居室レイアウトに合わせて開き戸タイプ、引き戸タイプ、パネルタイプの3種類としています。
また、共用部の便所についてはメーカーショールームに行き、室の大きさの確認及び手摺等の高さや使い勝手を確認しました。






 ■ 照明について

ランニングコストを考慮し、共用部の照明はLEDを採用しています。人感センサーや照度センサーを組み合わせた方式で、省エネルギーに配慮しています。決定に当たっては、実物を取り寄せ、照度及び光の雰囲気を確認しました。使用に問題の無い製品や現在の基準でも使用可能なものは積極的に再利用しています。


 ■ 洗面台について

亀井製作所の手摺付き洗面化粧台を採用しています。名古屋で開催された展示会に行き、使い勝手を確認し、水栓レバーは洗面化粧台の前方から40cm程度の位置に特注にて変更しました。

 ■ 居室内空調・換気について

加湿機能を持つエアコンを採用しています。

 ■ 内装について

消臭機能を持った空気清浄壁紙の内、介護環境に適した消臭性能をプラスした壁紙を採用しています。内装材は、施設の雰囲気を決める上で最も重要なファクターです。時間をかけ、多数ある商品から最適なものを決定しました。






 ■ 定例会議について

毎週定例会議を行い、施工工程に沿って最終的な確認を行いました。








このような打合せ経過を経て、平成22年12月に竣工しました。


外観
やわらかな印象となるよう薄い紫色の吹付仕上としました。



エントランス
既設建物の形状を活かし、入口横の壁に大理石を張り、住宅としての趣を出しました。



エントランスホール
生活に活力がでるように家具の張地を赤で統一しました。



食堂
エリアが明確になるよう床の仕上げを変え、落ち着いた雰囲気の中、食事をしてもらえるよう設えました。



カフェコーナー
居住者や訪問者の憩いの場となるよう、2階にカフェコーナーを設置しました。



居室
全体的に白で統一した、落ち着きのある爽やかな居室です。
上の写真の右側に見える開口部は、可変対応としたトイレです。



所在地  :千葉県佐倉市
主要用途:住宅型有料老人ホーム(21床)+小規模多機能型居宅介護(4床)
事業主体:社会福祉法人 ひまわりの里

設計  :東京支店設計室 室長 田淵 幸嗣