作品紹介Works

診療所

きたまち消化器内科

「内からの健康」を目指す

「食」は活力ある生活を送るために重要な要因のひとつである。 食べ、消化し、排泄する。この一連の流れのなか、体の異変は消化器系に顕著に現れる。胃が痛い、吐き気がする、胸やけがする、下腹に張りがある等、原因は様々あるが、このような症状が出た時、私たちは決まって食欲が低下し、気力が衰える。 消化器系内科は、私たちから活力を奪う原因の治療を目的とする医療のこと。 このような医療行為を行う医院に求められることは、生活のすぐそばにあり、患者の生活をサポートするための医院であると考える。

診察室

処置室

みんなのクリニック

生活のすぐそばにある「みんなのためのクリニック」は、心を少しでも和やかにさせるため、医院の雰囲気を自然の風合いとすることが必要だと考えた。医院の中で、患者の滞在時間が一番長い場所は、待合である。そのため、限られたスペースでゆったりとした気持ちで過ごすことができる場所となるよう計画した。
老若男女問わず来院するため、「安らぎ」を感じる心理的要因を、建築の持つ物質性に素材感を「+」することで生まれる表情を表現しつつ、みんなの心の拠りどころとなる、心地よい空間へと設えていくことを念頭に計画を進めた。

建築主
個人
所在地
東京都練馬区
用途
診療所:内科、消化器内科
担当者
田淵幸嗣