医療法人 慈光会 東武丸山病院
精神科デイケア棟新築工事

埼玉県幸手市にある精神科病院。全体整備計画の第1期工事となる、デイケア棟の新築計画です。

全体構想を見据え、現在別の場所で行っているデイケアを一度病院の敷地外に建設し、将来的に本館に取り込むため、ローコストでの計画を依頼されました。ただし、整備計画後に用途変更を行い、建築物自体は継続利用されますので、仮設で作るのではなく、恒久的な使用を考慮に入れた計画も求められました。

今回計画する精神科デイケアは「50人規模の大規模デイケア」です。施設基準から、患者1人あたり4.0㎡を確保しています。

施設の使用状況をより深く理解するためにヒアリングシートを作り、活動プログラム、外構計画、建具の仕様、便所の仕様等、あらゆる点において職員の方と議論を重ね、建築的対応が可能な部分については計画に盛り込むよう工夫を凝らしました。

地域に対する医療の貢献という法人の考えから、災害対策にも重点をおいています。

給水は井戸水を汲み上げ、濾過し、市水と混合させ、供給しています。また、非常用発電機も備え、井戸水汲み上げ用ポンプの電源を供給できるよう整備しています。

今回計画しているデイケア棟は、約180㎡の広いスペースを中心に構成しています。その周りに、利用者の休憩室、事務室、水回りを配しており、デイケアスペースは活動プラグラムに応じて自由に範囲が変更できるように備品で可動パーティションを揃えました。

災害時は地域の方へ開放し、広いスペースに一時的に避難出来るような計画としています。

外観

外観

内観

デイケアスペース

内観
女子休憩室

■敷地・建築概要
 所在地    : 埼玉県幸手市
 用途     : 診療所
 構造/ 規模 : 鉄骨造 延べ面積 389.65㎡
 事業主体   : 医療法人 慈光会 東武丸山病院

■担当
 東京支店 設計部長 田淵 幸嗣