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知的障害の方の住まい第3回 内装材 床材 ③ 砂山憲一

知的障害の方の住まい第3回 内装材 床材 ③ 砂山憲一

 

2 木製床材 カーペット 畳

 住まいの床材に塩ビ系の床材を使用する主な理由は、清掃性と感触の温かさです。塩ビ系以外の床材を使用する場合も、この二点の性能がどの程度必要か検討します。

フローリングなどの木製品やカーペットの使用を検討するのは、それらの製品が塩ビ系床材に比べて、あったかい雰囲気を作り出せると感じるからでしょう。塩ビ系床材は、木材やカーペットに見える製品を発売していますが、やはり本物を使いたいと考えるケースも多くあります。

 ●木製床材

 ・フローリング

写真はグループホームの居室、食堂、廊下などトイレ、浴室以外は無垢材のフローリングを使用した例です。


 


 

フローリングは医療施設などでは目地にたまるゴミが掃除しにくいため、使用しないのですが、高齢者施設では問題なく使用しています。

このフローリングを使用したグループホームでは、使い始めると入居者のご家族がご自分で畳を引かれて、どこに座ってもよい部屋に改修された例もあります。このように居室では部屋の雰囲気や生活スタイルに合わせた床材の選択と清掃性などの機能を見比べながら床材を選んでいくことになります。

 

・塗装コルクタイル

 

木製床材は季節によっては冷たい感じがしますので、先の例のようにフローリングの上に畳を引いたり、カーペットを引いたりして入居者の生活スタイルに合わせたのですが、床材の選択そのものをもう少し感触が温かい木製床材がないか探して採用したのが、塗装コルクタイルです。


 

コルクタイルはコルクを砕いて板状に成形した製品です。空気層が多く断熱効果もあり、温かい感触を持つ製品です。本来のコルクタイルは表面に小さな気泡の穴があり微小なごみがたまるなどの欠点があったのですが、最近の製品は表面にウレタンなどの塗装をおこない、滑りにくく掃除もしやすいものが発売されています。知的障害者の住まいでは、失禁や、水遊びで床に水がまかれることがあり、コルクタイルそのままでは床材として採用しにくいものですが、コルク地にウレタン樹脂を塗布した製品は問題がありませんので、採用しました。

●カーペット

カーペットなどのじゅうたん類は、これまでの計画ではあまり採用はしていません。それはやはり清掃性の問題です。

その温かい感触とじかに座れる特性から、障害児の住まいの室内遊び場に採用しています。


 

 

この入所施設では、廊下を単なる通路としてもらえるのではなく、日常の生活の場としてとらえ、遊んだり本をよんだりテレビを見る場所も部屋に区切らず連続する空間として設計しています。子供が家の中で自由に遊び生活することと同じです。

 

その空間のなかの中心となる遊び空間の床にカーペットを引いています。写真でみるカーペットの横の床は先に述べた塗装コルクタイルです。

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