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カテゴリー「特別養護老人ホーム」の検索結果は以下のとおりです。

【ホームページ更新】 福祉施設改修事例作成

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ご覧ください。

 

東京支店 田淵

多様化する特養 建築から新たな可能性を探る

多様化する特養 建築から新たな可能性を探る 砂山憲一

介護経営月刊誌 「介護ビジョン」に9月号から「多様化する特養 建築から新たな可能性を探る」という連載記事を書いています。

http://www.eusekkei.co.jp/service/aged/cvn2/top.html

10月、11月号でユニットケアの浴室について、最近の事例をあげ、その変化について触れています。

10月号の内容はすでに上記のホームページにアップしています。

夜間の見守りが2ユニット1単位でできるようになった結果、最近の特養プランは2ユニットを一グループで設計するものが増えてきました。

お風呂も、ユニットそれぞれに作るのではなく、2ユニットまとめて設置することになります。
その結果、二つの個浴を別のタイプにして、体の状況に合わせて、二つの個浴を使い分けれるようにするものです。
これを可能にするのは、二つのユニットがお風呂の使い方を共用することが前提となり、介護そのものがある程度連携ができなければ、意図した使い方はできません。
このスタイルのお風呂を作りだして、数年たち、ようやくその良さ、不便さの結果が見えてくるころです。

洗面キッチン考2

特養ブログ006

080625
岩崎直子

洗面キッチンを考えるにあたって、
車椅子利用者の方が使うことを前提とした場合の
これまでの洗面・キッチンの高さについて調べました。

このことは、これまでも検討し続けられていることではありますが、
もう一度整理してみます。

いくつか設計資料を見てみますと、
ミニキッチンでも洗面台でも、シンクや洗面台の高さは
730㎜か750㎜と記載されています。
(小柄な方には、720㎜程度がおすすめとも書いています。)
ただしこの場合は立って使われることも考慮されています。
立って使うには確かに小柄の方でも、
ひじを置いて体を支えることができそうです。
けれども車椅子に座って使うと、ひじがおけない。
前傾姿勢をとることが難しかったり、
水がひじまで伝ってきて、使いづらいことになります。

そうすると、もっと低いものにできないかとなります。

もっと調べますと、高さ660㎜だと使いやすいという話や、
さらに620、630㎜にしたいという要望がある
ということもわかりました。

車椅子の座面は床から400㎜です。
車椅子に座った方のひざがあたらないように
洗面キッチンの下の空間高さを考えると、
高さ550㎜程度は必要です。

そうすると、洗面ボウル(またはシンク)の深さが決まってきて、
70~110㎜程度の厚みで納めなければなりません。

さて、そんな洗面ボウル(またはシンク)があるのかどうか。

もう少しヒアリングを続けてみます。

洗面キッチン考1

特養ブログ005

080624
岩崎 直子

限られた居室の面積や工事費の中で、
キッチン・洗面を両方置くのは難しいということは
解決しないといけない課題です。

では、「洗面キッチン」という一体型のものがあれば、
スペースも費用も省けるのではないかという話が
社内でありました。

実際にこれまでの設計例を見たり、
メーカーさんへ問い合わせをしてみました。
結論から言うと、「洗面キッチン」というものは
ありませんでした。

これまでのゆう設計の設計例をみてみますと、
次の2つのタイプに集約されるようです。
ゆう設計での設計事例を次に紹介します。

①洗面台タイプ
ファイル 31-1.jpg
こちらはあくまで洗面台として使うことを想定したもので、
TOTO製の車椅子対応カウンターです。
キッチンとしての利用は想定していませんが
排水目皿には食ベカスをキャッチできるように
なっていますので、使えないことはなさそうです。

②多目的流しタイプ
ファイル 31-2.jpg
こちらは京都府舞鶴市の特養です。
居室内でのキッチンとしての役割を大切にして、
多目的流しとして使う考えで採用されたもの。
車椅子利用者の方も使えるようにシンクの深さも
考えてあります。洗面としても利用します。
これは、岐阜の亀井製作所というところで特注で
つくったものです。

これらをみていると、それぞれ使用目的が明確なだけに
どうしてもキッチンの印象が強いものか、
いかにも洗面台というものにかたよってしまうようです。

キッチンと洗面の両立は心理的にも抵抗がある感じもします。
けれどもデザインや素材で、
洗面ボウル・流し台としての機能を
両立できるようなものはないでしょうか。

キッチンの用途もかねる洗面台「洗面キッチン」を
実際どんなものであれば使えるのか
これから考えてみようと思います。

居室で夜食

特養ブログ004

20080613
岩崎 直子

前回の居室のつづきです。

居室の中には、洗面設備をつけます。
もともとは口腔ケアの観点からだと思いますが、
居室は住まわれる人の住まい方、個性を発揮できる場所です。
もっと自由に暮らそうと思うと、
洗面台のかたちはどんなものがよいのでしょうか。
ファイル 30-1.jpg

①車椅子対応の大きな洗面ボウル。
車椅子でも使い勝手がよく、洗顔、うがいなどに使う。
水栓はシングルレバーのほうが使い勝手がよさそうに思います。
手がちゃんと届くかどうか確認が必要です。

②お茶をいれたりするから、
洗面台よりはシンク(流し台)がいい。
それに夜中に小腹がすく時がある(カップラーメン!)。
スープを流せる生ゴミ受けがあるほうがよい。

③洗面の脇にはいろんなものが置けるスペースが必要。
歯ブラシ、髭剃り、タオル、コップといった洗面用品のほかにも
こまごまとしたものが水周りにはたくさん出てくる。

観察していると、いろんな使い方があります。
②は見学した特養さんで実際に聞いた話です。
やっぱり夜中に、食べたくなる人がいるのですね。

流し台で洗面には抵抗のある人もいるかもしれませんから、
①②のどちらも欲しい!と思います。
現実的には、身体能力の個人差があったり、
工事費用に大きくはねかえってきたりするので、
検討が必要なところだと思います。

ユニット型特養では、御家族の方が訪ねてこられて
居室でゆっくり入居者の方とお話している場面を見受けます。
洗面設備は、ちょっとお茶を入れたり、
流しのような使い勝手もできて、
かつ洗面にも使えるようなものがあるといいなと思います。

特養の個室について

特養ブログ003

080602
岩崎直子

ユニット型特養の設計を進める際に、いくつか守らなければならない施設整備基準があります。
その中に、入居者の個室は、内法有効13.2㎡以上確保しなければならないというのがあります。
13.2㎡というのは、畳約8帖分です。大体、電動ベッドを置いて、車椅子が転回できるスペースが取れます。
このほかに、近頃は洗面台とトイレを各個室に1つずつ設置するよう指導をうける場合もあります。

いつも部屋の大きさを決めるときに、考えることがベッドの向きです。これによって部屋の奥行き・幅を決めていきます。
北枕にならないようにも気をつけます。
壁に沿って眠りたい人、窓のそばで眠りたい人、いろいろです。

先日竣工してから半年たった特別養護老人ホームを見に行きました。
お部屋の様子がそれぞれお年寄りの個性が表れていていました。
中庭をながめる場所を作ったりソファをおいたり、書斎風にしたり・・。

ファイル 29-1.jpg

ファイル 29-2.jpg

ファイル 29-3.jpg

ファイル 29-4.jpg

お年寄りの過ごし方をもっと知ると、部屋の大きさや必要な設備も違った側面がみえてくるかもしれません。

まちのなかの特養・ミドリのなかの特養

特養ブログ002

080524
岩崎 直子

これまでの特別養護老人ホームは、まちから離れた郊外(市街化調整区域)に建設されることがよくありました。
敷地を見に行くと、もちろん車でないといけないところだったり、ミドリがいっぱいのところでした。
私は、まちの喧騒から離れて、ミドリのなかで静かな生活を送れるのは幸せだなあと、のんびりしたことを考えていました。
そんな敷地での計画では、窓からミドリが見えるように、外に出て散歩が出来るようにと考えました。

そんな中、ある特養を見学させてもらいました。そちらもミドリの中の特養でした。その時施設長さんが、「本当は、遊んでいる子供をみたり、まちの風景を眺めたり、興味をもてることも廻りに必要だと思う」ということを話されていました。
はっとしました。

私たちはまちで、本や音楽、映画などいろんな刺激を得ます。インターネットでという世界もあるでしょうが、やっぱり偶然出会う楽しみを見つけるにはまちにでます。
特養に入居されるお年寄りも、それまでは買い物にでたりという生活を営んでこられているわけです。

立地は大きな要因ですが、前述の特養ではお出かけの日を作られているとのこと。そうすると、お年寄りの表情が違うそうです。いきいきされるそうです。
いかにこれまでの生活を継続していく工夫をするか。ここにカギがあるように感じました。

昨年の都市計画法の改正で、社会福祉施設でも市街化調整区域での開発(建築)行為に、これまで不要とされていた許可申請が必要となりました。そうなると、これからはまちの中で特養を計画することを考えていかなければなりません。
これからの特養、いままでミドリのなかにあった特養は、まちのなかにどのように帰っていくのか、そして、地域とどう関わっていくのか。建築でもアイディアが出せるポイントです。

特養ブログはじめます。

特養ブログ001

080523
岩崎 直子

特養の設計で思うこと  
                   

私は、ゆう設計でユニット型の特別養護老人ホームの設計を3件担当しました。

はじめて設計した特養は守らなければならない施設基準の中でプランを検討し、建物の外観や、内観デザインに重点を置いていました。

次に担当した特養は、建築設計以外にも事業全体をお手伝いさせてもらうことを通して、建築設計が占める割合が、事業の中で本当に一部であることに気がつきました。

その中で、どういう介護の体制をとるかによって建物の形が変わり、またそれが人の動きを円滑にするものだったり、大きな壁(障害)にもなる可能性を持っていることを改めて気がつきました。

新設した建物で20年、30年とお年寄りを介護されるのです。設計の重みにも気がついた良い機会でした。

そして、今、3件目のユニット型特養をお手伝いできることになりました。

このブログを通して考えてみようと思っているのは、ユニット型の特養で、どうしたら本当にお年寄りの生活をいきいきしたものにできるか、ケアする人たちとの関係をつくっていくことに貢献していけるかということです。

これから少しずつですが、考えたことをまとめていけたらと思います。よろしくお願いします。

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