設計コンセプトConcept

知的障害

水廻りの工夫

トイレの工夫

 私どもが失便装置を考えるきっかけとなったのは、知的障害者の施設に関わったちょうど8年前のトイレ改修の時です。
 そこで1つの要望を受けました。
施設では床に落ちた便を、普通の排水目皿に流していました。そうすると匂いが上がってきたり、うまく流れなかったりと、これは何とかなりませんかね~と言う相談がありました。
 それで、ホッパーを使った失便装置を私たちが実験を重ね作りました。その時に、なぜホッパーを使って作ったかと言うと、その時に利用できる和便器がなかったためです。便器のヘリが床面より上がっていたため使うことが出来ませんでした。
 失便装置の流水実験は、お味噌を便に見立てて実験を重ね試行錯誤をして作成しました。

 ここでは失便装置を含むさまざまなトイレの工夫についてご紹介します。

水回りの工夫

 利用者の特性に合わせて、既製品ではなく、幅や高さを自由にできるステンレス製の洗面を作る場合があります。
 例えば、洗面にバケツを置きたい場合は奥行きを普通60センチぐらいにします。バケツは置かない、顔を洗いやすいようにしたい良いので出来るだけ水栓が近い方がいいという判断から奥行きが40センチの洗面を作りました。深さも水の跳ね返りを考慮し作りました。

ここでは、ステンレス製の洗面を含むさまざまな水回りの工夫をご紹介します。

浴室の工夫

 浴室の浴槽には、大浴槽、個浴、機械浴槽、感染対策用個浴の4つの方式があり施設の状況や利用者の特性に合わせて選択します。
 大浴槽は、見守りが必要でも自立して移動や入浴が出来る利用者で大人数の施設で使われます。
 個浴は、十人ぐらいのグループホームで基本的に使われます。
 感染対策用個浴は、カンピなどの皮膚疾患の利用者がおられる場合に利用されます。
 機械浴槽は、身体障害の方及び高齢の方(高齢化対策)として介助が必要な方の入浴が出来るように採用しています。
 特に、機械浴槽の選定においては、利用者の身体状況詳細像視野に選定することが重要です。