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高齢者

高齢者用ユニットバス1

  • 2007/12/04
  • 高齢者

高齢者の住まい講座 1回  砂山憲一

高齢者が利用しやすいユニットバスとは。その1

マンション建築では風呂はユニットバスです。高齢者用の住まいを考える場合、マンション形式の建物では当然ユニットバスを使うことにあります。

では日本に流通している、ユニットバスは高齢者のことを考えているのでしょうか。まずここから検証していきます。

特養などの施設を設計する場合、最近は個浴を設置することが多く、ユニットバスもよく利用します。ユニットバスを作っているメーカーとしては、下記のような会社があります。google検索順
・INAX http://www.inax.co.jp/products/bathroom/
・松下電工  http://national.jp/sumai/bathroom/unit/
・TOTO http://www.toto.co.jp/
・日立ハウステック
http://www.hitachi-ht.com/products/bathroom/
・積水ホームテクノ http://www.sekisui-hometechno.co.jp/ 

以上が 最初の10件に出てくるメーカーです。
メーカーごとの比較は後で行うとして、ユニットバスが高齢者向けになっているか見てみましょう。上記の5メーカーのなかで、積水ホームテクノはユニットバス専門メーカーであり、日頃から私ども設計者に高齢者向けのユニットバスがありますと、宣伝されていますので、積水の製品を例にとって検証します。

ところが、スタートで早くもトラブルは発生。
積水ホームテクノ株式会社のホームページを見ても、どこにも高齢者用のユニットバスが出てこないのです。10分以上ホームページ上をうろうろしても、見つからないので、前にもらったカタログを引っ張り出したところ、なんと高齢者用のユニットバスは、全く違うホームページを持っていました。
http://www.kaigoshien.com/

介護支援ドットコムというホームページなのですが、積水ホームテクノの商品説明を行っています。良く見れば積水ホームテクノ 介護支援ドットコムとも読めます。

たどりつくのに難儀しましたが、一度見て下さい。高齢者に対応するユニットバスの状況が良くわかります。

利用する方の体の状況に大量生産品がどこまであわせることができるか。

高齢者に対応するユニットバスの最大の問題は、体の不自由になっている様々な状態に対して、ユニットバスという大量生産品でどこまで対応することが可能かということです。

積水の製品は2種類あります。
浴槽が左右にスライドするものと固定されたものです。スライドするタイプの目的は主に介護のしやすさを考えています。特養などの施設で、入られる方によって、体の状態が違いますし、介護の方法も違うので、バスタブを左右に動かすことによって、介護し易くするという発想です。
ただし、体の状態にあわせて、バスタブそのものが変わることはありません。

ファイル 17-1.gif

ユニットバスの中につけられている、手すりは可変タイプとなっています。手すりの位置を変えれるようになっていて、使われる方の状態によって、位置を変えることができます。これは大量生産品であるユニットバスを、少しでも使われる方の状態のあわそうとする、積水技術陣の意思の現われだと思います。

この続きは明日。