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精神科

増える鬱病とストレスケア病棟

  • 2007/12/20
  • 精神科

鬱病の広がりは驚くほどです。私自身も身近に鬱患者がいます。彼女自身が自分に合った
医療機関を必死に探していますがなかなか見つかりません。建築設計に携わるものとして、求められる医療施設が設計できればと思います。

さて、現在監理段階にある精神科病院では、先生がストレスケア病棟に力を入れられたものです。医療計画として患者さんの病状や生活状況に合わせた治療をお考えで、例えば男性サラリーマンの患者さんが病棟から出勤をすることまで視野にいれた対応も語られていました。
鬱病患者が増えているといっても、医療経営の観点からは専門病棟を整備するところまでは需要が見込めず、現在は急性期病棟をユニット化して一部をストレスケア病棟としています。

この計画でも急性期治療病棟の一部10床をそれに当てています。

収支のシミュレーションでは全て急性期とするよりも数字上は落ちますが、現実に急性期を満床とするためには看護体制の強化などの困難さがあり、互いがうまく補い合うことが期待されています。

一般的な急性期病棟とストレスケア病棟では建築的に、明確に区分けすることが重要です。入り口から別のルートを想定し、同一病棟ではあるが別の施設であるような雰囲気を持たせています。ストレスケア病棟はできるだけ病院的な雰囲気を避け、ホテルか共同住宅のような室内デザインとしています。監視の目を感じず自由に出入りできる動線や雰囲気を持たせています。
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