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高齢者

既製品ユニットバスは高齢者の住まいにつかえるか

  • 2008/02/14
  • 高齢者

高齢者の住まい講座 4回目                砂山憲一
既製品ユニットバスは高齢者の住まいにつかえるか

既製品のユニットバスは介護対応をしているものとしていないものに分類されます。介護対応をしているものは、介護の方がユニットバス内に入ることを想定して、バスタブの両サイドに40センチの空間があります。この介護対応を製作しているのはセキスイとナショナルの2社だけです。この2社もセキスイはユニットバスそのものが左右に移動することができ、移動すれば80センチの空間ができます。80センチあれば車椅子が寄り付くことができ、介護しやすくなります。
そのほかのメーカーはこのようなユニットバスは作っていません。

これから増えていく高齢者の住まいは、特養等の施設と違って、御自分で生活できる方を想定しています。介護度が2から3程度の方を想定しています。ではこのような方に既製品のユニットバスは対応できるのでしょうか。
現状の製品がどのようになっているのか、積水ホームテクノに自社製品を介護度との対応で分析してもらいました。

ファイル 21-1.jpg

ファイル 21-2.jpg

セキスイの製品は介護対応したものとしていないものに分かれます。介護対応をしているものは介護を受けることを前提としていますが、介護度4程度まで対応できるという結果になっています。
一般にバリアフリー浴室といわれるものは要支援までの対応となり、手すりなどを追加すれば要介護1程度まで対応となります。
この結果、高齢者の住まいに要介護2の方も対称とすれば、介護対応浴槽を使わなければいけないことがわかります。
基本的に介護対応浴槽は、協同で使う浴槽を想定していますので、高齢者の住まいの各居室に設置するには価格と必要面積で無理が生じます。
私どもの設計中の老人マンションでも、介護度3程度の方までを対象としていますので、半数はバリアフリー浴室を設置し、半数をシャワーブースとしています。

老人用マンションに、ユニットバスをどのように使うか、難しいところです。