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高齢者
特養の個室について
- 2008/06/02
- 高齢者
特養ブログ003
080602
岩崎直子
ユニット型特養の設計を進める際に、いくつか守らなければならない施設整備基準があります。
その中に、入居者の個室は、内法有効13.2㎡以上確保しなければならないというのがあります。
13.2㎡というのは、畳約8帖分です。大体、電動ベッドを置いて、車椅子が転回できるスペースが取れます。
このほかに、近頃は洗面台とトイレを各個室に1つずつ設置するよう指導をうける場合もあります。
いつも部屋の大きさを決めるときに、考えることがベッドの向きです。これによって部屋の奥行き・幅を決めていきます。
北枕にならないようにも気をつけます。
壁に沿って眠りたい人、窓のそばで眠りたい人、いろいろです。
先日竣工してから半年たった特別養護老人ホームを見に行きました。
お部屋の様子がそれぞれお年寄りの個性が表れていていました。
中庭をながめる場所を作ったりソファをおいたり、書斎風にしたり・・。
お年寄りの過ごし方をもっと知ると、部屋の大きさや必要な設備も違った側面がみえてくるかもしれません。