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洗面キッチン考1

  • 2008/06/24
  • 高齢者

特養ブログ005

080624
岩崎 直子

限られた居室の面積や工事費の中で、
キッチン・洗面を両方置くのは難しいということは
解決しないといけない課題です。

では、「洗面キッチン」という一体型のものがあれば、
スペースも費用も省けるのではないかという話が
社内でありました。

実際にこれまでの設計例を見たり、
メーカーさんへ問い合わせをしてみました。
結論から言うと、「洗面キッチン」というものは
ありませんでした。

これまでのゆう設計の設計例をみてみますと、
次の2つのタイプに集約されるようです。
ゆう設計での設計事例を次に紹介します。

①洗面台タイプ
ファイル 31-1.jpg
こちらはあくまで洗面台として使うことを想定したもので、
TOTO製の車椅子対応カウンターです。
キッチンとしての利用は想定していませんが
排水目皿には食ベカスをキャッチできるように
なっていますので、使えないことはなさそうです。

②多目的流しタイプ
ファイル 31-2.jpg
こちらは京都府舞鶴市の特養です。
居室内でのキッチンとしての役割を大切にして、
多目的流しとして使う考えで採用されたもの。
車椅子利用者の方も使えるようにシンクの深さも
考えてあります。洗面としても利用します。
これは、岐阜の亀井製作所というところで特注で
つくったものです。

これらをみていると、それぞれ使用目的が明確なだけに
どうしてもキッチンの印象が強いものか、
いかにも洗面台というものにかたよってしまうようです。

キッチンと洗面の両立は心理的にも抵抗がある感じもします。
けれどもデザインや素材で、
洗面ボウル・流し台としての機能を
両立できるようなものはないでしょうか。

キッチンの用途もかねる洗面台「洗面キッチン」を
実際どんなものであれば使えるのか
これから考えてみようと思います。