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時空読本 / No.12

病院における容積緩和の適用

  • 2002/06/01
  • 時空読本
  • No.12
■Proposal

「ご存知ですか?」 >>> 病院の建替え、増築時に容積率緩和が適用できます。
  この容積率緩和を適用し、新病棟を建築する計画を進行中です。

昨年の医療法改正により、1病床あたりの面積、廊下巾の基準が厳しくなりました。病床数を確保しながら新基準対応の増改築を行うには、建築基準法の容積率が問題になります。しかし、ご存知ですか?ハートビル法(高齢者・身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律)に適合した病院では、容積率緩和の適用を受けることができます。

Q 容積率緩和の適用を受けるためには何が必要ですか?
A 増改築・新築後の建物がハートビル法に適合していることが必要です。

Q 既存の建物も対象になるのですか?
A 既存病院では主に、階段がハートビル法の基準に満たないと思われます。市町村によって扱いは少し違いますので確認は必要ですが、

  1. 例えばハートビル法に適合した新築棟と既存棟を渡り廊下でつなぐ場合は、つないだ階は既存棟も対象になります。
  2. 既存棟にハートビル法適合階段を1ヶ所設置すれば、全館対象になります。
 

Q 注意する点は何ですか?
A ※容積率は緩和されますが、建蔽率や高さ規制は緩和されません。※市町村により扱いが異なりますので、窓口で確認が必要です。※通常の容積率の1.25倍が限度になります。

Q 何が緩和の対象になるのですか?
A ハートビル法に適合しておれば、主に次の面積が緩和の対象になります。

  1. 病床面積の新旧基準差2.1平方m(6.4平方m-4.3平方m)×病床数
  2. 廊下巾でハートビル法の基準(1.8m)を超える部分×廊下長さ

※この他にもエレベーターや身障者用便所などが対象となります。

●緩和面積の考え方
1)病床 (6.4平方m-4.3平方m)×40床 = 84平方m
2)廊下 (2.7m-1.8m)×50m = 45平方m
緩和される面積の合計 129平方m

例をあげてご説明します

既存棟1棟(ハートビル法に不適合)を残し、新築棟(ハートビル法に適合)を増築する場合

●緩和面積の計算式(1)
病床 (6.4平方m-4.3平方m)×(200床+120床)= 672平方m
廊下 (2.7m-1.8m)×200m = 180平方m
合計 852平方m

●緩和面積の計算式(2)
病床 (6.4平方m-4.3平方m)×(100床+120床)= 462平方m
廊下 (2.7m-1.8m)×150m = 135平方m
合計 597平方m

◇あなたの病院ではあきらめていませんか?◇