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時空読本 / No.13

医療・福祉施設の設計への取組み

  • 2003/01/01
  • 時空読本
  • No.13
■Proposal

病院の治療環境は技術・設備の向上とともに充実度を増しています。病院建築にはその技術や設備を活かせる機能性が求められます。 また、治療環境の充実とともに注目されるのは、病院での居住環境です。 居住環境の充実は“アメニティ(心地よさ、快適さ、生活を楽しくするもの)”の充実とも言えます。 ゆう建築設計では、「病院にいながら心地よさを感じられる。」そのような癒しとやすらぎの空間を病院内に創り出すことを目指しています。

機能性を追及する
特別な訓練や手法を用いなくても、誰にでもいつでも機能的に使える建築を目指します。ユニバーサルデザインを心がけ、患者様やお客様、スタッフに心地よく利用していただける機能を目指します。

院内感染の防止

院内感染防止には、清潔・不潔区分の徹底、清掃の徹底、手洗いの徹底が必要です。手洗いは肘まで洗えるグースネック式。床は通常の清掃で清潔を保てるようなR立上げ施工。厨房の動線は清潔・不潔区間で人の行き来ができない構造。これらを採用しています。 八尾はぁとふる病院 太陽の家 ユニバーサルデザインの導入 患者様はもちろん、全ての人にやさしく使いやすいことを基本コンセプトにしています。便所や便所のドア、浴室などは実寸模型による形・介助方法の検討を行っています。

ユニバーサルデザインの導入

患者様はもちろん、全ての人にやさしく使いやすいことを基本コンセプトにしています。便所や便所のドア、浴室などは実寸模型による形・介助方法の検討を行っています。

(左写真)
浴室 ADL向上のため、個浴採用が増えています。 心癒される檜の個浴●太陽の家

病院機能評価への対応

病院機能評価を受ける病院が増えています。プライバシーへの配慮やバリアフリーの徹底、アメニティ施設の効果的な設置などに積極的に取り組んでいます。

省エネ・環境への配慮

コージェネレーションシステム採用や井戸水の利用など、常に設備面で省エネと地球環境に配慮します。 また、低VOC(揮発性有機化合物)素材の利用など、人に対する環境も考慮します。

アメニティを追求する
〜癒しとやすらぎの空間を創る〜
機能を重視しながらも美しいデザイン、わかりやすく親しみを感じるサイン、思わず目を留める絵画や緑・花、気分を転換する図書室や庭園、喫茶スペースなど、少しでも患者様の心が癒され、やすらぐ空間を目指します。

内部空間のデザイン

床や壁の貼り分け、素材の使い分け、建築照明、など内部空間にゆとりとやすらぎを与える工夫をしています。

太陽の家のホールに作った舞台 笠取ふれあい福祉センターの
坪庭の見える浴室
八尾はぁとふる病院のEVホール

アートを取り入れる

シンボルアートや絵画の飾りつけなど、癒しの空間を演出する工夫をしています。

八尾はぁとふる病院のシンボルマークと受付け壁のアート。どちらもガラス製で、壁アートには「こころ」という言葉が世界各国語で刻まれています。


太陽の家では舞台の壁には花をあしらった陶板がはめ込まれています。風除室の壁には鳥をデザインしたステンドグラスを入れました。

サイン計画

美しく、見やすく、わかりやすいサインを使います。

十条病院の診察室サイン

食堂

広さだけでなく、気持ちが明るくなるような楽しい食堂を目指しています。

八尾はぁとふる病院の開放感ある食堂

喫茶コーナー

外来の患者様やお見舞いの方がホッと一息つける場所を心がけています。

十条病院の喫茶・休憩コーナー

できるだけ外の空気に触れ、リフレッシュしていただける庭を目指しています。

笠取ふれあい福祉センターの敷地の起伏を利用した庭。

廊下にも工夫を

廊下にできた小さな空間を活かせるようアイデアを絞っています。

八尾はぁとふる病院の廊下壁には花置き台を設けました。 太陽の家では造り付けベンチを採用しました。

プライバシーへの配慮

診察室はもちろん、どこでも個人のプライバシーを守ることは重要です。

八尾はぁとふる病院の電話ボックスは扉と衝立壁をつけました。