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時空読本 / No.15

小規模・多機能サービスの展望

  • 2004/01/01
  • 時空読本
  • No.15
■Proposal

団塊の世代が高齢者へ

高齢者介護研究会(厚生労働省の研究会)の報告書「2015年の高齢者介護」が昨年発表されました。2015年とは、戦後の団塊の世代が高齢者になる時代です。報告書は、「尊厳を支えるケアの確立」を基本理念とする中で、「切れ目ない在宅サービス、365日・24時間安心を提供するサービス」として「小規模・多機能サービス」を打出しています。在宅の高齢者が、環境の激変を伴わずに、緊急や夜間も含めてサービスを継続的に受けられるように、という考えに基づくものです。現在では、通所介護や訪問介護、高齢者グループホームなどがこの考えに近いサービスといえます。
報告書では特別養護老人ホームなどについても、サテライト方式の運営を奨励しており、平成15年12月26日付け厚生労働省事務連絡では、平成16年度の新規事項のひとつとして、民家改修型のサテライト方式老人デイサービスの整備を既に打出しています。
今後は益々利用者中心のきめ細かい在宅サービスが注目を集めるでしょう。
ゆう建築設計では、小規模施設も数多く手がけています。

小規模・多機能サービスに通じる施設

■デイサービス・デイケア

これからは、サテライト方式による地域に根ざした小規模施設が増えていくでしょう。
地域を拠点とした小規模多機能サービス実践の中核施設としての期待が寄せられます。

なかよしデイサービスセンター デイケア・でんでんむし デイサービスセンターどんぐり
<泉佐野市>
定員20人。ニーズに合わせて増員も可能な設計。
<京都田辺市>
診療所・訪問看護ステーションなど多機能を実践。
<京都市>
定員10人。接骨院と在宅介護サービスも併せた、まさに小規模多機能。


■痴呆性高齢者グループホーム

家庭的なユニットケアの原点となるサービスです。平成17年度からは原則1単位(9人まで)となる見通しであり、ますます身近な「新しいすまい」としての役割を果たすでしょう。。

グループホーム・デイサービス計画 グループホーム計画
<宇治市>
2ユニット18人と痴呆専門のデイサービス。
母体である精神科病院と連携。
 <茨木市>
1ユニット9人のの小規模施設。
グループホーム・なごみの里伊勢田
<宇治市>
1ユニット6人。
昭和初期の民家を改修。
馴染み深い床の間もある。