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時空読本 / No.15

グレイスヴィ まいづる

  • 2004/01/01
  • 時空読本
  • No.15
■Proposal
グレイスヴィルまいづるの個別ケア思想は、建物の形にも運営ソフトにもよく現れています。
海外の施設にも高齢者のケア思想を学び、一人一人の高齢者、特に痴呆高齢者が豊かに暮らせる住まいを目指しています。

ヴィレッジを思わせる全景


ユニットは1軒の家
家が集まってヴィレッジになる。
■所在地 京都府舞鶴市
■施設内容   特別養護老人ホーム
デイサービス
■事業主体   社会福祉法人 グレイスまいづる

2005年竣工予定


共同生活室(大)の全景

その形

ショートステイを含めて100人の定員は12のユニットで構成されます。建物は極力平屋を目指し、ショートステイとデイサービスのみ2階に配置しており、ユニットがひとつひとつの家となり、家が集まってひとつのヴィレッジとなる、そのような外観デザインに配慮しています。

庭の役割

ユニット間の庭はそれぞれのユニットで特徴を出し、入居者の方たちも手を入れて、「自分たちの庭」を作っていきます。共同生活室から庭へは自由に出入りでき、もし、痴呆の方が迷われても、別の扉からユニットへ戻れるよう配慮しています。また、地域交流スペースに面して設けられた「五感の庭」は、見て・触れて・匂いで・聞いて・感じて楽しめる工夫が施されます。

ユニットの暮らし

ユニット内部にも様々な工夫があります。それぞれのユニットには食事や団欒を中心とした共同生活室(大)と自室の前でおしゃべりを楽しめる共同生活室(小)があります。その日その時の気分で、過ごしたい場所を見つけることができます。

ストレス0(ゼロ)

痴呆高齢者への配慮は、身近な何気ない部分から始めています。「禁止しない」ことがストレスを感じさせない有効な方法だと理解し、例えば職員用のドアは取っ手を隠して、壁のように見せています。個室のクローゼットも入居者が自由に出し入れできる部分と職員が管理する部分に分け、職員管理のドアは同じ構造です。取っ手のあるドアは入居者が自由に出入り・使用できます。「ドアがあると開けたくなる、開かないとストレスがたまる」ということはここではありません。
「グレイス(GRACE)」という言葉のとおり、入居者が優美に、やさしく暮らせる施設を目指しています。

共同生活室(大)
オープンなキッチンと畳コーナーが嬉しい

デイサービス
2階にあり、燦燦と光が降り注ぐ