ブログInformation

時空読本 / No.18

その地域で勝つ~有料老人ホームの事業展開~

  • 2005/06/01
  • 時空読本
  • No.18
■Proposal
取締役大阪支店長
  相本 正浩
プロフェッショナル
プロダクトマネージャー

有料老人ホームの事業展開〜その地域で勝つ〜
「Palm courtプロジェクト」コーマ株式会社の場合
大阪府松原市 コーマ株式会社


テラスも楽しめる喫茶

庭の見えるお風呂

屋上のサンデッキ

 

第二の事業展開を

●有形無形の資産を生かす
事業主であるコーマ株式会社様は、松原市で長年にわたり靴下製造業を営まれています。

所有の敷地や建物の有効利用を検討するなか、自社の資産と人材を生かし、地元へも貢献できる事業、株式会社でも運営できる事業として有料老人ホームを核とした高齢者福祉事業の展開を決定されました。

地元商店街や医療機関とも連携し、「住み慣れた地域で、できるだけ元気に暮らしていただく」ことを目標にプロジェクトは進みます。

ターゲットは地元

●地元を読み解く
高齢者福祉の事業は、その地域の特性を理解し、生かすことが重要です。地域の人口、年齢構成、暮らしぶりを読み解くことで、事業成功の光は見えてきます。計画スタート当時、半径5km以内には予定を含めて13の有料老人ホームがありました。

しかし、松原市内にはゼロでした。特別養護老人ホームや老人保健施設などはあるものの、全ての希望者が入居できるわけではありません。「住み慣れた”河内”の街で、自分らしい暮らしのできる我が家」それが、このPalmcourtプロジェクトの目指すものです。

コストを抑えて特色を出す

●コーマ株式会社の特長は?
・大正11年から松原市で靴下製造業を営み、地元からも親しまれている。
・工場も職員も末永く松原市に残したい。
・製造業であり、労務管理が得意。工場の職員が施設の職員となることも可能。

これらの特長を生かすことが、新施設の特色を出すことにつながります。

●コストを抑えて、サービスの充実を
工場をはじめ、職員寮や厚生棟などの不動産を見直し、工場は現状どおり操業しながら職員寮を解体して、有料老人ホームを新築することにしました。

入居者への食事を作る厨房や駐車場・駐輪場は、既存の工場と共用し、建築コストを抑えます。抑えたコストは専門職員の採用充実に当てます。

勝てる施設作り

事業成功の鍵は勝てる・選ばれる施設作りです。自分が入りたいと思うか?親を入れたいと思うか?
コストを抑え、サービスを創造し、入居者が安心して選べる施設となるためのチェックポイントを検討しました。

1、費用は現実の大きな問題。入居に必要な一時金はできるだけ低く設定。
2、自慢できる家に。豪華に”飾る”のではなく、住んでいて楽しくなる豪華さを備える。
3、スタッフの対応が入居決定を左右する。経営理念を理解したスタッフの育成。

“その地域で勝ち、その地域の消費者に選ばれる”ことがポイントです。